遠藤 成（えんどう・じょう）

2001年9月19日生まれ。秋田県にかほ市出身。右投げ左打ち。身長178cm、体重79kg。父は金足農業高校出身で野球部として県ベスト8まで残っており、その後は社会人野球のTDKなどで野球を続け、都市対抗に6度出場、コーチも経験している。

スイングスピードが速く、高校通算45本塁打の長打力を誇る強打の遊撃手。守備では、高校時代に投手として最速145km/hを記録した地肩の強さを持ち味とするも、やや敏捷性に欠ける。

にかほ市立平沢小3年時に「平沢野球スポーツ少年団」に入団し、野球を始めた。野球を始めたころから「日本一の高校で野球がやりたい」と言い続け、“日本一の高校に行く”と書いた紙を自室に貼っていたという。

にかほ市立仁賀保中学時代は「本荘由利リトルシニア」に所属。主に投手を務めた。

高校は東海大相模高校に進学。1年春からベンチ入りし、秋季大会では完投勝利を記録した。また、2年春の選抜大会でもリリーフ登板を経験している。ただ、2年夏には右手首を骨折した影響から一時ベンチ外となっている。

怪我が回復した2年秋からは投手と遊撃手の「二刀流」として3年春の県大会優勝・関東大会優勝などに貢献。背番号6で臨んだ3年夏の甲子園大会では初戦の近江戦に先発し、7回1/3を投げて2安打8奪三振1失点（自責0）、自己最速タイの145km/hを記録するなど好投、打者としては2安打1盗塁の活躍でチームを勝利に導いた。その後は第29回U-18W杯に出場する日本代表に選出され、9試合中7試合でスタメン出場。主に左翼手として出場した。

2019年のNPBドラフト会議にて、阪神タイガースから内野手として4巡目指名を受け、契約金4,000万円、年俸500万円で契約。背番号は45。

プロ入り1年目となる2020年は1軍での出場は無し。それでも二軍では62試合に出場。打率こそ.157だったが1本塁打で3盗塁をマークした。本人曰く、守備では基本ができていないことを痛感した1年になったとのこと。