及川 雅貴（およかわ・まさき）

2001年4月18日生まれ。千葉県匝瑳市出身。左投げ左打ち。身長184cm、体重78kg。愛称はオヨヨ。

スリークォーターから横の角度を作り、最速153km/hのストレートを投げ込む。変化球はキレのあるスライダーを軸にカーブ、チェンジアップを投じる。左打者に対しては速球とスライダーのコンビネーションが有効だが、右打者に対してはやや有効なボールに欠ける。

匝瑳市立須賀小学校3年時に「須賀スポーツ少年団」に入団し、野球を始める。6年時に千葉ロッテマリーンズジュニアに選出された。

匝瑳市立八日市場第二中学では「匝瑳リトルシニア」に所属。3年時にはU-15日本代表入りし、大会最優秀防御率を受賞。中学3年時には最速140km/h超の「スーパー中学生」としてテレビ番組に出演し、平田良介、森友哉と対戦。平田からは138km/hのストレートで空振り三振を奪ったものの、森には中前打を打たれた。

高校は横浜高校に進学。同校では1年春からベンチ入りし、2年秋からエースとなる。また、在学中は1年夏、2年夏、3年春と3度の甲子園大会出場を果たし、奥川恭伸（星稜）、佐々木朗希（大船渡）、西純矢（創志学園）とともに「高校BIG4」と呼ばれた。一方で、制球難から一時は背番号1の剥奪も経験し、3年春の選抜では初戦の明豊戦に先発するも3回途中5失点で降板（結果は敗戦）している。

2019年のNPBドラフト会議にて阪神タイガースから3巡目指名を受け、契約金5,000万円、年俸600万円で契約。背番号は37。

プロ入り1年目となる2020年は一軍の登板なし。ウエスタン・リーグでは、9試合に登板し、2勝4敗、防御率6.00を記録した。

2021年は5月28日の埼玉西武ライオンズ（メットライフドーム）で一軍プロ初登板。2/3回を1安打無失点に抑えると、5月30日の埼玉西武ライオンズ（メットライフドーム）では1回2/3を2安打無失点を抑え、プロ初勝利を挙げた。