桂 依央利(かつら・いおり)

1991年7月9日生まれ。大阪府大阪市東住吉区出身。右投げ右打ち。身長185cm、体重90kg。趣味はスポーツ観戦。女手一つで育ててくれた母はバレーボール経験者で身長は172cm程度。

遠投115m、捕球から二塁到達までのタイム1.85秒の強肩が武器。リードや捕球面に課題があるとされる。打撃は大柄な体格から繰り出す長打力が魅力。

小学校2年時から南百済ファイターズでソフトボールを始める。

中野中学校時代は東住吉ボーイズに所属していた。

高校は太成学院大学高等学校へ進学。同校では1年秋から背番号5でベンチ入り。高校の2年後輩に今村信貴がいた。

高校卒業後は大阪商業大学へ進学。同校では2年春に正捕手となった。また、出場した明治神宮野球大会では準決勝で敗退。関西六大学リーグでは通算で72試合に出場して65安打、打率.290、1本塁打、20打点を記録した。

2013年度のNPBドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受けて入団。背番号は40。

プロ入り1年目となる2014年はイップスによって二塁への送球どころか投手への返球もままならず、6月には二塁への送球をマウンド上の伊藤準規投手に当て負傷退場させている。この年は一軍出場は無し。二軍では53試合に出場して128打席で打率.267、1本塁打、OPS.668を記録した。

2015年は4月21日の対東京ヤクルトスワローズ戦で8番・捕手としてプロ入り初の一軍出場をスタメン出場で飾る。すると5回裏の打席で成瀬善久からプロ入り初安打となるソロ本塁打を記録した。この年は通算で47試合に出場し、113打席で打率.229、2本塁打、5犠打を記録している。

2016年は自身初の開幕一軍スタメンマスクを被る。この年は59試合に出場し、164打席で打率.182、OPS.528、7犠打、3本塁打の成績だった。オフには左膝の半月板縫合手術を受けている。

2017年はシーズンを昨年に受けた手術のリハビリに費やし、一軍・二軍とも出場なしに終わった。オフには25%ダウンの1,130万円でサインした。

2018年も一軍出場は無し。一方で二軍では31試合に出場して47打席に立ち、打率.295、OPS.690を記録した。

プロ入り5年目となる2019年は6月3日に約3年ぶりのヒットを一軍でマーク。ただ、この年は一軍試合出場4試合に留まり、9打席で打率.250だった。一方で二軍では42試合に出場している。

新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、短縮シーズンとなった2020年は6月21日の練習中に負傷し、左有鈎骨鈎骨片摘出手術を受けた。その影響もあり、一軍では終盤間際の2試合の出場に留まった。

2021年は5月23日に一軍シーズン初スタメン出場を果たす。その後は6月6日のオリックス・バファローズ戦に先発出場し、3打数3安打でプロ初の猛打賞を記録した。また、 6月12日の埼玉西武ライオンズ戦では森脇亮介から5年ぶりの本塁打を放った。この年は36試合に出場し、75打席に立って打率.254、1本塁打、OPS.682だった。オフには410万円増の1,100万円でサインしている。

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