伊藤 裕季也(いとう・ゆきや)

1996年8月30日生まれ。三重県四日市市出身。右投げ右打ち。身長182cm、体重96kg。新田真剣佑似のイケメンとしても知られる。

がっしりした体格の右打者で、豪快なフルスイングから放たれる広角に長打を放てるパワーと高い弾道が最大の魅力。もっとも、速球には強いものの変化球はやや苦手としている他、コンタクト能力に課題がある。守備面では動きの鈍さが目立つほか、フィールディングにも課題が多い。

小学生の頃に12歳の頃から浜田野球少年団で野球を始める。

中学時代は四日市トップエースボーイズでプレー。1年先輩に東克樹がいた。

高校は日大三高に進学。2年秋からベンチ入りすると3年からレフトのレギュラーを掴む。ただ、在学中の全国大会出場経験はなかった。

大学は立正大学に進学。2年春から1塁のレギュラーを獲得し、3年生からは四番としてチームを牽引。4年時には主将を務め、小郷裕哉とともにクリーンナップを務めた。また、秋季はリーグ優勝と神宮大会優勝の日本一に貢献した。東都大学野球一部リーグの通算成績は35試合の出場で打率.274(124打数34安打)、6本塁打、18打点、3盗塁。また、大学の侍ジャパンにも選ばれ、主に三塁手として出場した。

2018年のNPBドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから2位指名を受け、契約金7,000万円、年俸1,200万円で入団。同じ苗字の選手である伊藤光が在籍しているため、スコアボード上の表記が「伊藤裕」、背ネームは「Y.ITOH」となった。

プロ入り1年目となる2019年は春のキャンプでは2軍スタート。ただ、二軍での奮闘がラミレス監督の目に留まり、キャンプの終盤では一軍に昇格。もっとも、オープン戦では9試合で打率.071に終わったほか、走塁で怠慢プレーをしたことから開幕は二軍スタートとなった。その後はシーズン開始当初から二軍暮らしが続いていたが、宮﨑敏郎が骨折で戦線離脱したことを受け、8月8日に一軍に初昇格。8月10日の対中日ドラゴンズ18回戦(横浜)に「5番・セカンド」で一軍初スタメンを果たすと、6回裏にプロ初ホームランとなるソロホームラン、8回裏に2打席連発となる同点2ランホームランを放つ活躍を見せた。シーズン通算では21試合に出場し、4本塁打・OPS.929と好成績を残した。また、11月から始まった台湾でのアジア・ウインター・リーグも参加した。オフには175万円減となる年俸1,375万円で契約を更改している。

2020年は一転、オープン戦から打撃不振に陥り、11試合の出場で打率は.150。開幕を二軍で迎えた影響もあり、シーズンでの一軍での出場は5試合に留まる。また、打撃では14打数で4安打を放つも本塁打は無く、打率は.286だった。オフには175万円減となる年俸1,200万円で契約を更改している。

2021年は牧秀悟の活躍もあり、一軍出場は3試合にとどまる。また、二軍成績も打率.229、10本塁打と前年よりも打率が大幅に悪化した。オフには22%ダウンとなる年俸900万円で契約を更改している。

2022年は7月28日に森原康平とのトレードで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍することが発表された。

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