1992年5月11日生まれ。東京都葛飾区出身。右投げ右打ち。身長177cm、体重84kg。学生時代は母親に毎日２リットルサイズの容器いっぱいのお弁当を作ってもらった。
内野を幅広く守れるユーティリティ性と犠打などの小技、安定した守備が持ち味。
6歳の時に岡田彰布のサインボールでキャッチボールしたのをきっかけに野球を始める。
中学時代は江戸川南シニアでプレーした。
高校は修徳高校へ進学。同校では投手兼遊撃手、エースで4番として活躍。2年夏に都大会ベスト8、3年春では都大会準優勝を経験した。更に3年夏には決勝戦で山下幸輝擁する関東一高戦で好投を見せ、打っては7回に逆転適時打を放つも8回に足がつってしまい降板。その後サヨナラで敗れて甲子園出場を逃した。高校通算18本塁打。投手としても球威と制球が高く評価されていた。
2010年度のNPBドラフト会議でオリックスから2位指名を受けて契約金6,000万円、年俸600万円で入団。背番号は30となった。また、入団に際しては長打力のある打撃、強肩、フィールディングの良さなど野手としてのセンスが買われ、プロでは内野手一本でやっていくこととなった。
プロ入り1年目となる2011年は二軍で103試合に出場。打率.225でポジションは遊撃手に固定され、失策はリーグトップの27と課題を残すなどプロの壁に当たったが、この年の二軍選手で唯一規定打席到達を果たした。また、この年のフレッシュオールスターゲームにも出場している。
2012年は二軍で主に遊撃手として86試合に出場。打率は.220だった。また、8月7日に一軍初昇格を果たすと、翌8日にプロ初出場を記録。同月14日に一旦登録抹消となったが、9月に再昇格して同月22日のロッテ戦で藤岡貴裕からプロ初安打を含む2安打を放つなど、4試合連続安打を放った。最終的に9試合に出場して23打席に立ち、打率.238を記録している。
2013年は一軍では主に代走、守備要員で21試合に出場。ただ、14打席で打率は.100、出塁率.308に終わった。
2014年は7月29日に岩﨑恭平とのトレードで中日ドラゴンズへの移籍が発表された。そして移籍後は8月16日の東京ヤクルトスワローズ戦（ナゴヤドーム）で初出場。その後も一軍に残り、9月21日の阪神タイガース戦（阪神甲子園球場）では6回表に岩崎優からレフトポール直撃のプロ初本塁打を放った。この年はオリックスで2試合、中日で29試合に出場して42打席に立って打率.135、OPS.402に終わった。
プロ入り5年目となる2015年は一軍では代走の1試合のみの出場に終わる。また、守備では遊撃に就いた他、打席には立たなかった。
2016年は一軍で15試合に出場して19打席に立って打率.125を記録。守備では遊撃手として7試合、二塁手として4試合で守備に就いた。
2017年は一軍では8試合に出場。1打席でヒットは生まれなかった。また、守備では4試合で二塁の守備に就き、1試合で三塁の守備に就いた。
2018年はプロ入り1年目以来となる一軍での出場なしに終わった。また、9月に結婚し、同年12月に第1子（長女）が誕生した。
2019年は21試合に出場。33打席に立って2年ぶりの安打を記録するなど、打率.111の成績だった。また、守備では6試合で二塁の、1試合で遊撃の、1試合で三塁の守備に就いた。
プロ入り10年目で新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった2020年は8試合の出場に終わり、6打席で1安打の成績だった。また、守備では三塁守備に一試合のみ就いた。オフには100万円減の700万円で契約を更改している。
2021年は開幕を一軍でスタート。すると4月11日のヤクルト戦（バンテリンドーム ナゴヤ）で不振の京田陽太に代わって2年ぶりにスタメン出場を果たした。また、4月17日の広島東洋カープ戦（バンテリンドーム ナゴヤ）では8回裏2死一、二塁の場面で右越2点適時二塁打を放ち、7年ぶりに打点を記録。7月4日のヤクルト戦（バンテリンドーム ナゴヤ）では6回裏に7年ぶりに本塁打を放った。この年は8月13日の読売ジャイアンツ戦（東京ドーム）で負傷し、復帰するまで約1か月戦線離脱したが、自己最多の58試合に出場。138打席で打率.222、出塁率.272、チームトップの13犠打を記録した。オフには500万円増の年俸1,200万円で契約を更改している。
プロ入り10年目となる2022年は春季キャンプ前の1月28日に新型コロナウイルスに感染。ただ、シーズン開幕後は二軍で3割を超える打率を残し、5月5日に一軍昇格。同日の横浜DeNAベイスターズ戦（横浜スタジアム）で8番・遊撃手としてスタメン出場を果たした。また、6月21日のヤクルト戦（バンテリンドーム ナゴヤ）で延長10回裏2死満塁の場面で自身初となるサヨナラ安打を放った。
過去と未来のNPB選手名鑑 