橋本 侑樹(はしもと・ゆうき)

1998年1月8日生まれ。福井県大飯郡高浜町出身。左投げ左打ち。身長181cm、体重71kg。

出所の見づらいフォームから繰り出す曲がりの大きな切れ味抜群のスライダーが最大の武器。速球の最速は151km/h。制球はややアバウトで、ゾーン内で球威で勝負するタイプ。

小学3年時に「高浜クラブ」で軟式野球を始める。

中学時代は硬式野球チームの若狭高浜ボーイズでに所属。

高校は岐阜県にある大垣日本大学高等学校に進学。1年夏には夏の甲子園大会に出場し、開幕戦の有田工業高校戦で橋本自身も救援登板。ただ、1回で3失点を喫し、敗戦投手となった。また、1年秋に左ひじを故障し、3年の5月まで離脱をしていた。ただ、この離脱機関でトレーニングを重ねた結果、高校時代の最速は141km/hまで伸びた。高校のチームメイトには滝野要がいた。

高校卒業後は大阪商業大学へ進学。同校では1年春からリーグ戦に4試合登板。2年春はリーグ優勝を経験し、全日本大学野球選手権にも出場。2年秋には36回を投げて防御率1.75、4勝敗の活躍でMVPと新人賞に相当する平古場賞を受賞した。3年秋のリーグでも最優秀防御率賞を獲得。4年秋の京都産業大学戦ではリーグとして9年ぶり9人目となるノーヒットノーランを達成するなど、大西広樹との2枚看板として活躍した。リーグ戦通算では34試合に登板して9勝4敗、防御率2.64。同期には小野寺暖がいた。

2019年のNPBドラフト会議で中日ドラゴンズから2巡目指名を受け、契約金8,000万円、年俸1,200万円(金額は推定)で契約。背番号はかつて岩瀬仁紀が使用していた13。

プロ入り1年目となる2020年は新人ながら開幕を一軍でスタート。6月20日の対東京ヤクルト戦で5回からプロ初登板し、1回を無安打無得点に抑えた。この年は全て救援として14試合に登板し、17.0回を投げて13奪三振で0勝0敗、防御率7.41という成績だった。

2021年は1月22日に中学3年時から8年間交際していた一般女性と結婚。シーズンでは全て救援として28試合に登板。26.2回を投げてイニング数を上回る28奪三振で0勝0敗1ホールド、防御率3.71という成績だった。この年は吉田正尚、栗原陵矢、近藤健介といった左の強打者から三振を奪うなど、能力の片鱗を見せつけたが、後半戦は二軍暮らしが続いた。オフには300万円増となる年俸1,350蔓延で契約を更改している。

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