髙寺 望夢(たかてら・のぞむ)

2002年10月17日生まれ。長野県上田市出身。右投げ左打ち。身長1メートル78cm、体重75kg。ライバルは巨人ドラフト3位・中山礼都(中京大中京)と中日ドラフト3位・土田龍空(近江)。好きな食べ物は梅で好きな有名人は那須川天心。

高い身体能力が武器の内野手。高校通算31本塁打のパンチ力も併せ持ち、遠投110m、50m走6.0秒など、攻守に魅力のある選手。

上田市立本原小学校1年で兄・歩夢さんの影響から「上田リトル」に入団し野球を始める。

上田市立真田中学校時代は「上田シニア」でプレー。 ちなみに中学時代の体育教員曰く、「あれだけの運動能力を持ってる生徒は見たことがない」、「全校で一番足は速いし、高跳びをやらせても、運動靴で180cmぐらい飛ぶ。バスケやバレーをやったら、その部員よりもうまいみたいな」とのことだった。

高校は上田西高等学校へ進学。同校では1年春からベンチ入りし、主に三塁手を務めたが2年秋からは遊撃手として出場を重ねた。また、在学中の甲子園大会出場はなしに終わったものの、3年秋に参加した「プロ志望高校生合同練習会」(東京ドーム)では、シート打撃で6打数5安打2四球を記録するなど存在感を見せた。

2020年のNPBドラフト会議にて、阪神タイガースから7巡目指名を受けた。契約金2,000万円、年俸480万円で契約(金額は推定)。背番号は67。上田西からの直接のプロ入りは同校史上初めて。

プロ入り1年目となる2021年は鳴尾浜で行われる阪神の新人合同自主トレで毎年恒例の3000メートル走で全体1位に輝く。終盤までは先頭集団の好位置につけ、最終周回でドラフト5位入団の村上を抜き去った。練習後にはオンライン取材に応じ、「最後の1周で体力は残っていたので、ここまできたら1位を取りたいと思って力を振り絞りました」と語っており、2020年12月の新人体力測定でも走力などでトップの数値を記録した。シーズンではウエスタン・リーグで58試合に出場して打率.162、1本塁打、10打点を記録。東京オリンピックによるシーズン中断期間に行われたエキシビションマッチでは限定的ではあるが一軍も経験した。更にオフにはみやざきフェニックス・リーグに同行し、13試合に出場して打率.522(29打数16安打)、9打点の好成績を収めている。オフには現状維持で契約を更改した。

2022年はプロ入り後初めて一軍で春季キャンプインを迎えるとそのままキャンプを一軍で完走し、オープン戦中盤まで一軍に帯同。シーズン開幕後には二軍に合流したが、5月24日の対広島東洋カープ戦(阪神鳴尾浜球場)では逆転サヨナラツーランホームランを放つなど好調を保ち、6月8日に一軍初昇格を果たした。更に同日の対福岡ソフトバンクホークス戦(福岡PayPayドーム)で「8番・セカンド」としてスタメン起用されたものの、以降4試合に出場して安打は生まれず、12日に再び二軍に合流した。その後も二軍で好成績を維持し続け、シーズン終盤の9月23日に再び一軍に昇格し。同日の対広島戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で再び「8番・セカンド」として先発出場し、プロ通算13打席目となる第2打席に遠藤淳志からプロ初安打となる右翼線適時二塁打を放った。このシーズンは一軍戦8試合に出場して27打席に立ち、打率.130ながら記録した3安打は全て二塁打でOPSは.453だった。また、10月9日に行われた横浜DeNAベイスターズとのクライマックスシリーズ第2戦(横浜スタジアム)では、球団史上初めて10代野手としてスタメンで先発している。

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