山田 遥楓(やまだ・はるか)

1996年9月30日生まれ。佐賀県佐賀市出身。右投げ右打ち。身長179cm、体重72kg。愛称は「ハルキチ」。

3歳の時に右耳が先天性の難聴であることが発覚した。そのため、フライが上がった時は「どこから声が飛んでいるか分からないこちから口の動きや勘で判断する」とのこと。

小学校2年生の時に兄の影響で野球を始めた。

鍋島中学に進むと、2年生の時から硬式の「藤本ベースボールクラブ」でプレー。同チーム出身者のプロ入りは堤裕貴以来2人目のことであった。

佐賀県立佐賀工業高等学校では1年生の秋からレギュラーに。3年時に主将になった。その年の第96回全国高等学校野球選手権大会・佐賀大会の佐賀県立佐賀北高等学校との決勝戦では安打を放ち同点のホームを踏んだ他、投手としてリリーフ登板もしたが、延長戦の末に敗れている。

2014年のNPBドラフト会議にて埼玉西武ライオンズから5巡目指名を受け、契約金2,500万円、年俸600万円(金額は推定)で契約。背番号は「52」。

プロ入り1年目となる2015年は一軍出場は無し。一方で二軍戦では48試合に出場して80打席に立ち、打率.184、1本塁打、2盗塁の成績だった。

2016年も一軍での試合出場は無し。二軍では74試合に出場して217打席に立ち、打率.180、0本塁打、2盗塁の成績だった。

2017年は6月30日に1軍初昇格。もっとも、先発投手との兼ね合いにより、わずか3日で出場選手登録を外れた。そのため、この年も一軍戦出場はならなかった。ただ、7月13日に草薙球場で行われたフレッシュオールスターゲーム2017においてイースタン選抜として出場。シーズン通算でも二軍戦で106試合に出場し、6本塁打、37打点、6盗塁、打率.245の成績を残した。また、11月25日から台湾で開催された2017アジアウインターベースボールリーグにおいてNPBウエスタン選抜にも選出された。

2018年は6月16日に中日ドラゴンズ戦(メットライフドーム)で代打として出場し、一軍戦でプロ初出場を記録した。また、9月19日には8番・三塁手で初先発出場した北海道日本ハムファイターズ戦(メットライフドーム)でプロ初安打が初本塁打となっている。この年の成績は14試合の出場で19打席に立ち、1本塁打2打点、打率.059だった。また、プロ入り3年あまりで体重は70kgから14kgに増量している。また、公表は2019年になったが、オフに知人の紹介で出会った6歳年上の女性にクリスマスのディズニーランドで「ずっと一緒にいたいから結婚してください」とプロポーズ。2019年の9月に婚姻届けを提出している。

プロ入り5年目となる2019年は前年と比べて出場機会は減り、一軍公式戦4試合の出場に終わった。また、打撃成績は13打席で打率.167、OPS.397の成績だった。

新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、短縮シーズンとなった2020年は一軍公式戦8試合に出場。打席は5打席のみで打率.200の成績だった。もっとも、二軍では打率.288、OPS.858と打力の向上が見られた。

2021年は初の開幕一軍入り。更に外崎修汰と山野辺翔が共に怪我により長期離脱すると二塁でのスタメン出場が増加。更に源田壮亮が新型コロナウイルス陽性により離脱すると遊撃でのスタメン出場が増加した。また、源田の復帰後は三塁(中村剛也)の守備固めでの出場が中心となり、この年は一塁を3試合、二塁を39試合、三塁を24試合、遊撃を31試合を守り、98試合に出場。打撃成績は173打席で打率.197、OPS.509で10犠打を記録した。

2022年は例年通り松田宣浩他数選手と共に熊本での自主トレに参加。ただ、途中で新型コロナウイルスの集団感染に見舞われたために出遅れたが、2月のキャンプはA班でスタート。オープン戦では11試合に出場して9打数2安打、打率.222、失策0で開幕一軍スタートとなった。このシーズンは開幕当初はベンチスタートが続いたが、4月2日に外崎修汰の代打としてシーズン初打席に立って左前適時打をマーク。翌4月3日はシーズン初となる7番・二塁手で先発出場し、2月26日の練習試合から打者24名を無安打に抑えられていた佐々木朗希からチーム初となる右前安打を記録した。また、4月10日は6番・三塁手としてシーズン2度目の先発出場を果たし、5回表無死一・二塁の守備で甲斐拓也の放った三塁線へのゴロを捕るとすかさず三塁ベースを踏んで二塁へ送球。二塁手の外崎修汰が一塁へ送球し、トリプルプレーを完成させた。このシーズンは74試合に出場して93打席に立って打率.200、OPS.495を記録。守備では前年に続いて全ての内野のポジションで守備に就いた。また、オフの11月2日に佐藤龍世とのトレードで北海道日本ハムファイターズへの移籍が発表された。

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